ヤフーショッピングの手数料0円は出店者に本当にメリットがあるのか?

ヤフーショッピングで出店する場合、月額使用料などの固定費やロイヤリティは必要とされません。そのことから手数料が全く必要なく、ただで場所を借りられると思うかもしれませんが、別の形で料金は支払わなければなりません。ただ商品が売れて始めてその料金や件数に合わせて発生するものなので、お店を構えておくだけであれば0円です。

ヤフーショッピングで手数料以外で取られる手数料内訳とは

 その内訳は数パーセントがポイントとアフィリエイトの使用料として加えられ、その後に決済手数料で掛かる費用の合計です。出店する場所によってはそれら全ての料金が求められる場合もあるので、比較しても大きな出店者メリットであると言えるでしょう。
ポイントの内訳はストアポイントの1%に加えてイベントなどで使用するボーナス分の1.5%を合わせた2.5パーセントが必須となり、そこから最大16.5%まで任意で上昇させられます。
ヤフーショッピングは数多くの人に商品をアピールするために、色々なサイトに広告を出しています。そこから経由して購入まで辿り着いた場合に、発生するのがアフィリエイト使用料です。経由するかどうかによっても負担額が変わって来ますが、必ず1%は支払う必要があります。そこには3割分の手数料が付け加えられます。
そして決済方法はクレジットカードともう一つの支払い方法が必須で、約3%分の最低額です。そこから割合は変わりますが、最大6つまで導入できます。これはどこのショップでもおそらく求められるもののはずなので、相対してもデメリットになりはしないでしょう。
このように基本的な出費が必要ない代わりに手数料をいくつか支払わなければなりませんが、メリットが損なわれることは少ないです。ただ出店料が無料とことは全てがメリットになるわけではありません。

売上100万だとすると実際どの位の手数料なのか?

ヤフーショッピングの月額手数料シミュレーション結果100万円売上時
引用 ヤフーショッピングシミュレーション画面
https://business-ec.yahoo.co.jp/shopping/cost/

 ポイント付与やアフィリ報酬・決済手数料などが加算した合計は56,204円となります。実質、売上に対して5.6%という低い結果になりました。現実的には5%で運用できれば御の字ですが、ヤフーショッピングの運営において中々そうにも行きません、単純に受け皿サイトとして、町だけならこの料率かもしれませんが、ポイント付与の強弱や、プロモーション時の費用などを考えるとやはり15~20%(広告費込み)は必要となることを想定しておいたほうが良いです。

手数料を低いというのは参入障壁が低く競合がひしめく証拠

 リスクが少ないため非常に数多くの出店者が商品の登録をしているため、購入してもらえる機会は必然的に減少する傾向があります。マイナーな商品であればその可能性も低くなりますが、メジャータイプだと購入に漕ぎつけるために様々な工夫を施さなければなりません。
一定の手数料があるということは、販売環境の安定にも繋がると言えるかもしれません。競争相手が圧倒的に多いということを踏まえた上で、生存できるかどうかを判断しましょう。ヤフーショッピングの性質上購入者となる対象もある程度限られているため、新しい顧客を見つけるための拡大として利用した方が無難かもしれません。

出店者側メリットまとめ

・圧倒的な集客力
・ソフトバンクからのユーザー流入が多い
 ポイント10倍メリットは相当ある
・利益率が商品はソフトバンクユーザーが10倍のポイントが付くので相当なメリットを享受できる。積極的にこれを活用したほうがいい、いつこのキャンペーンも終了するかわからない
・固定費が低いので、広告費に振り向けができる
・他モールとくらべ広告によって検索順位への介入ができる唯一のモール(但し歩いて程度の自社サイトや他社モールでも実績が必要)

以上のような事から、ソフトバンクのバックを持ち、ヤフーからの流入が期待でき、プロモーションではそれぞれのバックボーン資源を有効利用した、機械的なプロモーションも活用できることから、有効に使いこなすことで、様々ななアプローチができるのもヤフーの特徴。

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